イクステンドゴニオメーターの誕生まで・・・第1話(バネ機構)
ゴニオメーター内に設けたバネはスライド軸を半固定することで、スライド軸の摺動に適度な抵抗を保ちながらスムースな摺動を可能にし、スライド軸を任意の位置に保つことができるのです。
イクステンドゴニオメーターの誕生まで・・・・・第1話
伸び縮みするゴニオメーターがほし~い!・・・・・の巻
医療の分野では、関節の動きを調べることは大切な検査項目の一つです。
大小様々な関節の可動域をより正確に測るには、関節の大きさに合ったゴニオメーターが必要です。
従来、臨床では17cmほどの小さいゴニオメータ―とその倍くらいの長さのものと両方を使用する場合がしばしばでしたが、大小2本のゴニオメータ―を常に携帯するのは難しいことでした。
そんなときに常々思っていたことは・・・・・・・
伸び縮みするゴニオメーターがほしい!
という思いでした。この長年の思いを形にしたのが、イクステンドゴニオメーターです。
とは言うものの、関節角度を目視で測る人はゴニオメーターなど全く使わないでしょう。
・・・・・・・・・つづく
カラフルなイクステンドゴニオメーターをご紹介します。
ちょっと、一息
ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか? これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。
イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります
Cobb法による測定
基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る
Cobb角=25°
Ferguson法による測定
イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。
側湾度=25°
透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る
イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)
膝屈曲角=57°
イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)
肘関節屈曲=86°
イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)
底屈=43°
イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)
右頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(アプリコット色)
頚体角=130°
イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい
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