イクステンドゴニオメーターの誕生まで・・・第2話(バネ機構の理由)

バネを使用するまでには色々と紆余曲折がありました。設計上大切な原則の1つに

部品数を必要最小限にするというコンセプトがあります。

この原則に従い、設計開始当初は部品数 ”0” を目指して設計を進めました。

本体軸とスライド軸の2つの部品(以下、2部品)以外の、他の部品使用は ”0” にこだわりました。 理論的には、2部品だけでスライド軸が適度な抵抗を持ちつつ滑らかに摺動(スライド)する設計は可能です。

実際、その機能を持つ製品は完成しました。ところが、前記機能を備えた良品率は極めて低いものでした。つまり、1/100mmの違いでも、スライド軸の摺動性にバラツキが生じる問題がありました。

この問題をクリヤーできるのか? 答えは、No です。

イクステンドゴニオメーターはアクリル板の切削加工により製作しています。切削加工する刃物は使用するごとに摩耗しているのです。

このような変化に常時対応した製作が可能か? 答えは、No です。

気温変化にともなうアクリルの膨張収縮変化まで対応できるのか? 答えは、No です。

価格は?・・・・・良品率を考慮すると部品 ”0” を目指すには困難であることは明らかです。

これらの問題が、他の部品 ”0” の理想(こだわり)を容易に捨てさせたのです。

発想の転換 😯 ⇒バネの使用を決定

実現化が極めて困難なことへの執着は停滞を生むので、理想は理想としバネ使用を決定しました。

カラフルなイクステンドゴニオメーターをご紹介します

ちょっと、一息

ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか?                これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。

          イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります                   

                    Cobb法による測定

基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る

                       Cobb角=25°

                  Ferguson法による測定

イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。

                      側湾度=25°

透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る

              イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)

                     膝屈曲角=57°

              イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)

                      肘関節屈曲=86°

          イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)

                  底屈=43°

               イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)

        頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(アプリコット色)

                    頚体角=130° 

  イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい

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この記事を書いた人

サンハローはゴニオメーターや動作モニター計の設計・製作・販売を行っております。

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