排尿・排便スケジュール
脊髄損傷者の80%は尿意や便意は無いとすると、排尿・排便のスケジュールを作ることが大切になる。
図3 脊髄損傷者の排尿・排便スケジュール(1)(2)
排尿プログラム(スケジュール)
排尿(便)は急性期より医療チームとして対応していくのであるが、とくに退院、社会復帰に向けては医師、看護師、理学療法士、作業療法士等の評価に基づきリハビリテーションチームとしての排尿・排便プログラムを立てることが必要です。 排尿量300~400㏄/1回、排尿回数5~6回/1日、尿量2,000㏄/1日 を目安に排尿・排便プログラム(スケジュール)を作成します。
神経学的レベルがC5完全 以上の損傷の場合は、上肢および手指の運動麻痺があるため夜間の排尿にはバルーンカテーテルの使用により介護の軽減を図ることが得策です。 排便スケジュールに関しては、就寝時間帯以外の時間帯 で部分または全介助による排便となるでしょう。
ちょっと、一息
ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか? これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。
イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります
Cobb法による測定
基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る
Cobb角=25°
Ferguson法による測定
イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。
側湾度=25°
透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る
イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)
膝屈曲角=57°
イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)
肘関節屈曲=86°
イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)
底屈=43°
右頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(蛍光オレンジ色)
頚体角=136°
足関節底屈をイクステンドゴニオメーターで測定(蛍光バイオレット色)
底屈=32°
イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい
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