動作モニター計(5)動作分析1 立位~背臥位
実際の動作をExcelで分析してみます。
机上での予備テストの後に、モニター計を体の一部に装着します。ここでは、以下の写真のように、
左膝関節上・内側部(内側広筋筋腹)に装着します。
<装着時・机上予備テストに関する注意>
机上での前後左右方向定義に合致するように左脚に装着します。
どのような測定をするかにより装着位置を決め、それに合致した机上での予備テストをします。
基本姿勢を立位とし、立位静止時に”ZERO”スイッチを押します。
つづいて、実際の動作をします。
立位から背臥位へ
立位を基本姿勢としているため、モニター計は写真のように机上での位置関係と同様であるため、前後・左右方向とも加速度は”0”付近で変化する。
背臥位時、加速度計は写真のような状態にあり、
後(負)の方向に大きな加速度変位が生じていることになります。
同時に、背臥位では股関節が外旋するため、左右方向の加速度変位は左(負)方向に変位する。
立位~背臥位時のグラフを確認するには以下をクリック
つづく・・・
ちょっと、一息
ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか? これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。
イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります
Cobb法による測定
基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る
Cobb角=25°
Ferguson法による測定
イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。
側湾度=25°
透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る
イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)
膝屈曲角=57°
イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)
肘関節屈曲=86°
イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)
底屈=43°
イクステンドゴニオメーター(蛍光グリーン色)
右頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(蛍光グリーン色)
頚体角=130°
イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい
コメント