排便にかかる時間
排便の問題を棒グラフで示します。
対象者:233名 ➡ 頚損:161名(61%) 胸損:30名(13%) 腰損:36名(15%) 不明:6名(3%)
排便方法は損傷し方が、核上型および核・核下型によって異なる。
核上型では、①基本的には摘便する。排便(尿)中枢S2,3,4が生きているため ②排便反射を利用する。手袋を装着した指を肛門内に挿入し、外肛門括約筋や直腸粘膜(壁)を優しくゆっくりと円を描くように ③刺激して、排便反射を促す。
核・核下型では、①摘便を主体として、②局所的な蠕動運動の残存により排便が誘発されることがある。③残存する腹筋による腹圧を加えたり、時計回りに ④腹部のマッサージで結腸の蠕動運動を促進させたりすることで排便する。
排便にかかる時間
①15分以内が42% とかなり良い数字です ②16~30分は19% ➡ ③30分以内が61% ④31~60分は19% ⑤61分以上が20%となった ⑥31分以上が39%≒40%
15分以内が40%でかなり良い値ですが、30分以上かかる人が40%、60分以上かかる人も約20%もいることも注視すべきです。 排便に30分以上あるいは60分以上かかるというのは、かなりストレスになると推測できます。排便に時間が掛かると疲労も生じるしストレスにもなります。(14%の人が疲労感を覚えてる:「排便の問題」グラフ参照)
ちょっと、一息
ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか? これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。
イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります
Cobb法による測定
基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る
Cobb角=25°
Ferguson法による測定
イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。
側湾度=25°
透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る
イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)
膝屈曲角=57°
イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)
肘関節屈曲=86°
イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)
底屈=43°
右頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(蛍光オレンジ色)
頚体角=136°
足関節底屈をイクステンドゴニオメーターで測定(蛍光グリーン色)
イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい
底屈=38°
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