除圧動作と座圧分布

車いす乗車時に、除圧動作は非常に大切で必ず実行してほしい動作である。車いす使用中は日常生活活動、移動、仕事など様々な活動をしているため、座部で圧迫されていることを忘れがちになる。そのため、褥瘡のリスクを負うことになるので車いす上でのプッシュアップ動作に代表されるような除圧動作を必ず実行しなければならない。 体幹を前傾したり右屈、左屈することでも座部の圧迫部分を除圧(減圧)することは出来る。完全なプッシュアップ動作が出来なくとも、前記の除圧動作でも圧力分布は変えることが出来るので、圧迫部の血流の回復を得ることが出来、褥瘡の予防につなげることが出来る。

a.通常の座位姿勢 :座圧分布で座骨結節部に圧の集中がみられる。

b.体幹前屈    :座圧分布で座骨結節部の圧の集中は軽減され大腿部に圧が分散されている。大腿部は筋肉を含めて軟部組織のボリュームが多いため”b”のような座圧分散が出来れば座骨結節部の血流の回復を促し褥瘡予防可能と考えられる。

c.体幹右屈    :右座骨結節部に圧集中は生じるが、左座骨部の圧集中はかなり改善される。

d.体幹左屈    :左座骨結節部に圧集中は生じるが、右座骨部の圧集中はかなり改善される。 右屈、左屈を交互に行うことによりプッシュアップ動作と同様の効果は得られると考えられるので、プッシュアップが出来なくても体幹の右屈/左屈and/or前屈により圧集中部(座骨結節部)の血流回復を促し褥瘡予防は可能と考えてよい。

ちょっと、一息

ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか?                これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。

          イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります                   

                    Cobb法による測定

基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る

                       Cobb角=25°

                  Ferguson法による測定

イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。

                      側湾度=25°

透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る

              イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)

                     膝屈曲角=57°

              イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)

                      肘関節屈曲=86°

          イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)

                  底屈=43°

        頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(蛍光オレンジ色)

                    頚体角=136° 

  イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい

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この記事を書いた人

サンハローはゴニオメーターや動作モニター計の設計・製作・販売を行っております。

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