イクステンドゴニオメーターの誕生まで・・・第5話(アリ溝構造)
【アリ溝構造】
台形断面をもつスライド軸を収める本体軸側は同じ台形断面の溝を有し、これをアリ溝と言う。この溝に収まったスライド軸は長軸方向にのみ摺動が可能となり、
部品なしにイクステンドゴニオメーターの伸縮を可能とする優れた仕組みである。
ここが、従来のゴニオメーターと差別化を図る重要なポイントの1つです。
この構造によりイクステンドゴニオメーターが実用化され、実際の臨床で使われるようになったと言っても過言ではありません。
ちょっと、一息
ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか? これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。
イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります
Cobb法による測定
基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る
Cobb角=25°
Ferguson法による測定
イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。
側湾度=25°
透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る
イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)
膝屈曲角=57°
イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)
肘関節屈曲=86°
イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)
底屈=43°
イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)
右頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(アプリコット色)
頚体角=130°
イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい
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