褥瘡発生 「圧力ー時間」の関係

壊死が発生する圧迫の「圧力―時間」の関係

従来より、壊死(褥瘡)が発生するのは、組織に一定の圧力と時間が加わると壊死が発生するといわれてきた。(これは正しい理論であるが最近は、「応力―時間―頻度」という3つの要素を考慮している。)

ここでは、まず圧力と時間の関係について詳しく説明する。

壊死が発生する圧力と時間の関係は、下図に示す通りで、ある圧力を一定時間かけ続けると壊死は発生するというもので、例えば200mmHg の圧力を2時間以上かけ続けると壊死が発生する。圧力が弱くても、時間が長くかかれば同様に壊死は発生する。逆に、圧力が大きければ短時間で壊死は発生するのである。300mmHgであれば、1時間で壊死は発生する。

褥瘡予防に体位変換が有効とされるのはこの褥瘡発生メカニズム(壊死理論)からも容易に推測できる。

ちょっと、一息

ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか?                これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。

          イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります                   

                    Cobb法による測定

基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る

                       Cobb角=25°

                  Ferguson法による測定

イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。

                      側湾度=25°

透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る

              イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)

                     膝屈曲角=57°

              イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)

                      肘関節屈曲=86°

          イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)

                  底屈=43°

               イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)

        頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(アプリコット色)

                    頚体角=130° 

  イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい

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サンハローはゴニオメーターや動作モニター計の設計・製作・販売を行っております。

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