排尿障害 (1)脊髄ショック期
脊髄ショックとは
脊髄損傷部以下の全ての脊髄反射が消失した状態。球海綿体反射、肛門反射および排尿反射も消失した状態。
脊髄ショックの症状
①損傷部位下で副交感神経の機能は消失するので、排尿筋は弛緩し膀胱内括約筋は緊張するため尿閉となる。尿閉状態で貯留する尿量は1,000~2,000mlとなる。
②同時に、肛門括約筋は弛緩するため便失禁となる。
③損傷部位下の運動麻痺と知覚麻痺が生じる。
④一過性に血圧上昇が見られるが、その後損傷部位下の血管が開くのに伴い血圧は低下する。
⑤血管が開き血圧が低下すると通常は心拍数は増加するが、交感神経の機能が消失するため心拍数は低下し徐脈となる。
ちょっと、一息
ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか? これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。
イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります
Cobb法による測定
基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る
Cobb角=25°
Ferguson法による測定
イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。
側湾度=25°
透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る
イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)
膝屈曲角=57°
イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)
肘関節屈曲=86°
イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)
底屈=43°
イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい
コメント