クッション:ゲルタイプとエアタイプ
座位安定性、座位保持能力に優れるゲルタイプと座圧分散能力に優れるエアタイプについて説明する。
①ゲルタイプ
ジェイクッションに代表されるゲルタイプは座圧分散能力も兼ね備えているが、とくには座位の安定性が得られやすい性質から特に、座位保持姿勢を良好に保つ能力に優れている。流動抵抗(粘度)の大きいゲルによりゲルクッションと座部との一体感は強化され座位姿勢の安定に貢献する。そのようなゲルタイプのクッションは単に車いすだけでなく座位保持装置にも多く使用されている。
②エアタイプ
ロホクッションに代表されるエアタイプは特に座圧分散能力に優れているため、褥瘡を作るリスクの高い方には最も適していると考えられています。この能力を生かしつつ座位保持姿勢を保つ工夫をすることで、褥瘡のリスクの高い人に対してもエアタイプのクッションを使用することは十分可能である。
ちょっと、一息
ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか? これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。
イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります
Cobb法による測定
基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る
Cobb角=25°
Ferguson法による測定
イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。
側湾度=25°
透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る
イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)
膝屈曲角=57°
イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)
肘関節屈曲=86°
イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)
底屈=43°
イクステンドゴニオメーター(蛍光グリーン色)
右頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(蛍光グリーン色)
頚体角=130°
イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい
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