科目は「脊髄損傷の理学療法」です。
講義内容は「脊髄損傷の理学療法」です。
昨年4月より行っていますが、講義内容を簡単に紹介します。
脊髄損傷の原因、脊髄の解剖、運動麻痺、知覚麻痺、自律神経障害、評価方法、典型的脊髄障害、排尿・排便障害、痙縮、シーティング、車いす、肺理学療法、運動療法等々および実技指導を行っています。
【授業の進め方】
講義は1コマ90分を実習3回含めて全部で12コマで終了にしています。基本的にはスライドを使用し、小道具などを使用したり、簡単な実験をしたりしながら講義しています。出来るだけ分かり易くしているつもりですが、果たしてどうでしょうか。
授業の最大の特徴は、毎回講義終了10分前に小テストをすることです。成績評価は、期末テストなどはせずに小テストの合計で決めています。この小テスト方式は、憶えてもらうことを目的として、同じような問題を何度も繰り返しテストに含め行っています。テストの平均点が85点を超えたり、100点が続出したり優秀な学生さんが多いですね。出来るだけ平均点が高くなるように考えながら行っています。
私もよく経験したことですが、テストで合格点は取りました、・・・しばらくしたら忘れてしまいました。・・では、なんだか空しくありませんか? どうせ同じ時間を使うなら、憶えた方が得でしょと思い、こんな方法で授業しています。
果たして、学生にとっては如何なものでしょうか?
ちょっと、一息
ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか? これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。
イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります
Cobb法による測定
基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る
Cobb角=25°
Ferguson法による測定
イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。
側湾度=25°
透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る
イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)
膝屈曲角=57°
イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)
肘関節屈曲=86°
イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)
底屈=43°
イクステンドゴニオメーター(蛍光グリーン色)
右頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(蛍光グリーン色)
頚体角=130°
イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい
コメント