動作モニター計(5)動作分析6 椅坐位

<椅坐位>

立位をモニター計の基準位置とすると、椅坐位では後方に約90°傾く。このとき、

加速度変位は後方(負の方向)に大きく変位するが、左右方向の変位はそれほど大きくない。

椅坐位における変位の様相は、背臥位のそれと似ている = 椅坐位と背臥位を判別しにくい

デモ160501椅坐位

 椅坐位と背臥位でのモニター計の前後方向には大きな違いはないため、

モニター計を膝上に装着した場合は、「椅坐位と背臥位が判別しにくい」ことが起こる。

この問題を解決する方法は、

モニター計を膝上と膝下に装着することです。

下のモニター計・・・ 椅坐位と背臥位の判別が明白になる

                     立位と椅坐位が判別しにくい

膝上のモニター計・・・ 立位と椅坐位の判別が明白になる

膝上/膝下のモニター計で同時に測定すると

立位、椅坐位、背臥位を明白に判別できる。

ちょっと、一息

ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか?                これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。

          イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります                   

                    Cobb法による測定

基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る

                       Cobb角=25°

                  Ferguson法による測定

イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。

                      側湾度=25°

透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る

              イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)

                     膝屈曲角=57°

              イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)

                      肘関節屈曲=86°

          イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)

                  底屈=43°

               イクステンドゴニオメーター(蛍光グリーン色)

        頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(蛍光グリーン色)

                    頚体角=130° 

  イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい

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この記事を書いた人

サンハローはゴニオメーターや動作モニター計の設計・製作・販売を行っております。

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