体温調節障害
脊髄損傷者に起こりがちな体温調節障害には「うつ熱」と「過高熱」がある。
(1)うつ熱:体温調節機能が働かない(知覚障害部の発汗機能の低下)で体に熱がこもる熱中症状態。
原因:知覚障害部の発汗機能の低下または消失
症状:①体温上昇~38℃ ②脱水症状に伴う吐き気、頭痛、倦怠感 ③めまい、失神 ④筋肉の痙攣
治療:氷嚢などで頸部、腋窩、鼠径部等を冷却。水を肌に噴霧して気化熱を利用する。
(2)過高熱:40℃以上の急激な体温上昇、心拍数、呼吸数の増加
原因:体温調節中枢(視索前野)の障害
症状 ①急な体温上昇(40℃以上) ②心拍、呼吸数の増加
治療:全身冷却
ちょっと、一息
ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか? これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。
イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります
Cobb法による測定
基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る
Cobb角=25°
Ferguson法による測定
イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。
側湾度=25°
透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る
イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)
膝屈曲角=57°
イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)
肘関節屈曲=86°
イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)
底屈=43°
イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい
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