クッション材質と座圧分布

クッション材を大きく分類すると①フォームタイプ ②ジェルタイプ ③エアータイプ の3種類に分類できる。それぞれのタイプの違いにより座圧分布の表出し方の異なってくる。クッション材のタイプの選定にあたっては、使用者の疾患や程度および年齢等を考慮して慎重に選ぶ必要がある。

各クッション材の特長

①フォームタイプ  : 安価であることもあり、広く普及されている。身体状況および活動性、年齢等に合わせて厚さを決めることが望まれる。

②ジェルタイプ  : ジェルの特性から座位時の体幹の安定性に優れる。多くの場合、ジェルの下はフォーム材で使用者の臀部の形状に合わせて形状を作成するため安定性が良くなる。

③エアータイプ  : ロホクッションに代表されるタイプのクッションで、多くの空気の小部屋の上に座るので、空気の上に浮く感じとなるため、座圧分散に優れる。プッシュアップなどの体動等が困難の方が利用されるケースが多い。長時間座位作業をする方も使われることが多いです。

ちょっと、一息

ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか?                これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。

          イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります                   

                    Cobb法による測定

基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る

                       Cobb角=25°

                  Ferguson法による測定

イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。

                      側湾度=25°

透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る

              イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)

                     膝屈曲角=57°

              イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)

                      肘関節屈曲=86°

          イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)

                  底屈=43°

               イクステンドゴニオメーター(蛍光グリーン色)

        頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(蛍光グリーン色)

                    頚体角=130° 

  イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい

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この記事を書いた人

サンハローはゴニオメーターや動作モニター計の設計・製作・販売を行っております。

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