21. 脊髄ショック
【症状】
1.脊髄反射の消失 6.性機能障害
2.損傷部以下の弛緩性麻痺 7.栄養障害
3.損傷部以下の全知覚脱失 8.褥瘡
4.自律神経障害(発汗・体温調節障害) 9.知覚過敏帯
5.膀胱直腸障害 知覚障害領域の上限でしばしば見られる。
【原因】
脊髄の急激な横断性損傷
【メカニズム】
よく分かっていないが・・・
脊髄の急激な横断性損傷により、脊髄の固有装置*Eigenapparat(脊髄脊髄系spinospinal system)で中枢からの刺激が全て消失するためと考えられている。
*固有装置は灰白質周囲の固有束Fasciculi Proriiの中を多くの上行および下行線維が介在ニューロンを持って走行している。横断性損傷の場合、固有束は損傷を受け易いため、上行及び下行線維は中枢との連絡を絶たれることになり、脊髄ショックである反射の消失、弛緩性麻痺、全知覚脱失等が起こると考えられている。
ちょっと、一息
ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか? これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。
イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります
Cobb法による測定
基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る
Cobb角=25°
Ferguson法による測定
イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。
側湾度=25°
透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る
イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)
膝屈曲角=57°
イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)
肘関節屈曲=86°
イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)
底屈=43°
イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)
右頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(蛍光ローズ色)
頚体角=130°
イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい
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