3.脊髄と植物(自律)神経系
自律神経系
自律神経系は交感神経と副交感神経から成ります。
交感神経は第1胸髄~第2腰髄の側角から節前線維として出て、各内蔵(効果器)へと接続し調整している。
副交感神経は脳神経のⅢ動眼神経、Ⅶ顔面神経、Ⅸ舌咽神経、Ⅹ迷走神経および仙髄S2,3,4から出て、各臓器を調整している。(図中、Ⅶ中間神経は顔面神経内の味覚線維である。)
(半田肇監訳,神経局在診断,p256から引用)
このように、自律神経すなわち交感神経と副交感神経は脊髄と接続しているため、脊髄に損傷があると当然ながら、自律神経系の障害(異常)を呈することになります。
交感神経のつながり
(半田肇監訳,神経局在診断,p259から引用)
脊髄の側角から起こる交感神経は、節前線維を経て各臓器、血管および皮膚等に接続し調整をしています。
ちょっと、一息
ゴニオメーターの軸が伸縮するイクステンドゴニオメーターをご存じでしょうか? これは、ゴニオメーターの基本軸と移動軸が自由に伸縮するため、関節の大きさに適合した長さのゴニオメーターで測定が可能になり、測定値がより正確になります。更に、両軸を伸ばすと最大長は53cmになり、大腿骨長も測れます。
イクステンドゴニオメーターは5色の透明色があります
Cobb法による測定
基本軸・移動軸を自由に伸縮させ、湾曲に対しゴニオメーターを正確にあてがうことが出来る
Cobb角=25°
Ferguson法による測定
イクステンドゴニオメーターは透明色であるため、Ferguson法で椎体画像の上にゴニオメーターを置いたとき、椎体の中心にゴニオメーターの軸心を容易に合わせることが出来るので、従来のゴニオメーターよりもより正確な測定が可能となる。
側湾度=25°
透明のイクステンドゴニオメーターであれば、椎骨の中心に正確に当てることが可能なため、角度をより正確に測ることが出来る
イクステンドゴニオメーター(アプリコット色)
膝屈曲角=57°
イクステンドゴニオメーター(蛍光バイオレット色)
肘関節屈曲=86°
イクステンドゴニオメーター(蛍光ローズ色)
底屈=43°
イクステンドゴニオメーター(蛍光オレンジ色)
右頚体角をイクステンドゴニオメーターで測定(蛍光オレンジ色)
頚体角=136°
イクステンドゴニオメーターについて、詳しくはホームページの「商品紹介」をご覧下さい
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